浮世絵(雑誌)

大正4年(1915)創刊の浮世絵研究雑誌。大正期の浮世絵ブームで乱立した浮世絵雑誌のひとつ。鈴木春信・喜多川歌麿・葛飾北斎・歌川広重といった浮世絵師の研究の他、落合芳幾や山崎年信といった幕末・明治の浮世絵師のことを知った識者による証言も収録。

国立国会図書館デジタルコレクションで公開。

第1号(大正4年(1915)6月)

タイトル 著者
「浮世絵」の発刊に就いて
江戸の錦絵店 小島烏水
鈴木春信の画(1) 橋口五葉
浮世絵師の狂歌
北尾政寅
恋川春時
鍵屋お仙の一枚摺
同上挿入画
曲亭翁の尺牘 三村竹清
錦絵と文明政策(1) 菅原教造
「浮世絵版画逸品集」について
北斎と広重の肉筆二大作 濱の人
浮世絵師掃募録(1)
溪斎英泉
荘逸楼主人
役者絵の順序 梅堂豊斎
遠月堂の似顔絵辻占 扇松堂
原版と復刻との識別
恋川春町の追善会
よもやま
江戸趣味展覧会
幽霊画会
浮世風呂会
第五回閒話会
似顔会

第2号(大正4年(1915)7月)

タイトル 著者
二代目豊国は国重か豊重か 小島烏水
春潮と高島おひさ
鈴木春信の画(2) 橋口五葉
女夫石の行衛 山中共古
錦絵の修繕
浮世絵百種(2)
蛸絵
考古洞
鞘絵(彩色摺)
よもやま
旅行に関する展覧会
恋川春町追善会
小幅満画会
横浜史料展覧会
七月の納札会
三田愛読者御希望
菱川師宣寄進の鐘 三村竹清
錦絵と文明政策(2) 菅原教造
千社札と浮世絵(上) 扇のひろ麿
亀井戸豊国の作画料
西洋の芝居絵に就いて(1) 秦豊吉
浮世絵落款集(1)
浮世絵標題集(1)
浮世絵師掃募録(2)
豊原国周
荘逸楼主人
欧米人の浮世絵研究 浮世絵子
文明問題としての玩具絵の研究(1) 権田保之助
渡邊崋山翁の錦絵 酉水
江戸往来
湯屋と床屋(山中共古氏談)
喧嘩の仲人(野口栄太郎氏談)
浮世絵版画価格の今昔

第3号(大正4年(1915)8月)

タイトル 著者
広重の東海道五十三次(1) 小島烏水
欧州戦争と浮世絵
鈴木春信の絵(3) 橋口五葉
近代技術の発達 菅原教造
浮世絵版画逸品集の歌麿
浮世絵百種(3)
紅絵
紅絵(コロタイプ版)
浮世絵師作画年表(1)
国芳の大津絵 三田村鳶魚
風景画の三人(1)
北斎、広重
宮澤朱明
文明問題としての玩具絵の研究(2) 権田保之助
千社札と浮世絵(下) 扇のひろ麿
浮世絵雑記
ライト氏の錦絵
西洋の芝居絵に就いて(2) 秦豊吉
浮世絵落款集(2)
浮世絵標題集(2)
浮世絵雑記
ボストン博物館の錦絵
浮世絵師掃墓録(3)
恋川春町
荘逸楼主人
錦絵の相場
浮世絵雑記
地紙形錦絵
林屋お筆
欧米人の浮世絵蒐集法 酉水
欧米人の見た版画に於ける二つの疑問 酉水
よもやま
小島烏水氏の渡米
本紙の表紙画
鉄道旅行案内
みづゑ拾周年記念号
廓の春秋

第4号(大正4年(1915)9月)

タイトル 著者
一陽斎豊国筆今様見立彫摺両工図
鈴木春信の画(4) 橋口五葉
浮世絵師住宅考
溪斎英泉
小島烏水
浮世絵雑記
檀画
風景画の三人(2) 宮澤朱明
懐月堂に就いて 原榮
浮世絵雑記
狂歌の摺物
浮世絵と国々 酉水
カボチャの一枚摺 三村竹清
浮世絵雑記
豊国と浮世風呂
文明問題としての玩具絵の研究(3) 権田保之助
役者から絵師となった歌川国春 齋藤ひろ麿
浮世絵雑記
国芳の出世大黒
ヨネ、ノグチ氏の春信観 北野京二
「偽の豊国」の狂歌につきて 梅堂豊斎
浮世絵師掃募録(4)
三代歌川豊国
荘逸楼主人
浮世絵師作画年表(2)
浮世絵雑記
春信の座敷八景
浮世絵落款集(3)
浮世絵標題集(3)
彫師と摺師(口絵説明)
浮世絵版画逸品集の清長
錦絵と絵本の相場(2)

第5号(大正4年(1915)10月)

タイトル 著者
初代広重筆初秋曳舟の図(口絵彩色摺)
喜多川歌麿筆土手の夕立(中絵コロタイプ版)
鈴木春信の画(5) 橋口五葉
歌麿と燕十とは別人 林若樹
広重英泉木曽街道六十九次に就て 佐藤章太郎
浮世絵雑記
天璋院様の一枚絵 三田村鳶魚
為永春水の没年 あふぎ
風景画の三人(3)
昇亭北壽
宮澤朱明
初代豊国の価値 フリイドリヒ・ズッコ
秦豊吉訳
初代一陽斎豊国肖像
浮世絵の名称に就て 武田醉霞
天明の芸者
文明問題としての玩具絵の研究(4) 権田保之助
浮世絵雑記
文調とつむりの光 齋藤ひろ麿
浮世絵師作画年表(3)
手遊絵と芳藤 松村翠山
浮世絵師掃募録(6)
勝川春章
荘逸楼主人
口絵説明
よもやま
浮世絵茶話会
淡島椿岳翁遺作展覧会
寒月翁筆おもちゃ百種
第二期時代おもちゃ会
小島烏水氏消息
愈々本誌発行紀念浮世絵展覧会開かる
浮世絵版画逸品集の春信
浮世絵落款集(4)
浮世絵標題集(4)
錦絵と絵本の相場(3)

第6号(大正4年(1915)11月)

タイトル 著者
初代広重筆 品海の月(口絵彩色摺)
鈴木春信筆 闇夜の梅(中絵コロタイプ版)
磯田湖龍斎筆 雪の道(中絵コロタイプ版)
浮世絵類考の底本を作れ 林若樹
写楽の研究(1) 中井宗太郎
一筆斎文調の絵馬
半狂堂散漫録(1)
有声の画と無声の詩
志賀理斎先生の御子息柳川重信様
喜多武清に対する悪声
浮世絵でなくば夜が明けぬ
生活の為東西転住の浮世絵師
宮武外骨
広重と街の情趣 市原一郎
春水の二代目
飯島虚心翁逸話 三村竹清
絵本江戸紫
人としての初代豊国 フリイドリヒ・ズッコ
植村英一訳
北斎の裾模様 山中共古談
小林永濯の事 関根黙庵
カット代り 山中共古
文明問題としての玩具絵の研究(5) 権田保之助
田善と国政 大曲駒村
国丸の珍蔵せし蒸籠の詞書 六義園
画難坊浮世絵問答(1) 武田醉霞
国芳の遺言
浮世絵師作画年表(4)
歌川国丸 齋藤ひろ麿
浮世絵手引草
浮世絵師掃募録(6)
歌川国芳
荘逸楼主人
浮世絵落款集(5)
浮世絵標題集(5)
錦絵と絵本の相場(4)
口絵説明
浮世絵版画逸品集の豊信
本誌の発行紀念浮世絵展覧会の景況
編集室から
橋口五葉氏「鈴木春信」宮澤朱明「風景画の三人」休載
永井荷風氏転居、予稿
小島烏水氏「広重の五十三次」
集古会例会、為永春水追悼会
大付録予告

第7号(大正4年(1915)12月)

タイトル 著者
初代広重筆木曽の雪景(彩色摺)
東洲斎写楽筆似顔二人立之図(コロタイプ版)
喜多川歌麿筆髪結二美人之図(中絵コロタイプ版)
鈴木春信の画(6) 橋口五葉
初代豊国の手紙 林若樹
写楽の研究(2) 中井宗太郎
小松屋百亀
新場の清長 三田村鳶魚
紅絵
三都の新浮世絵 権田保之助
広重と街の情趣(完) 市原一郎
浮世絵師の描いた動物 藻透堂老人
ゴンクール氏の歌麿 井上敬之
京伝の故宅
二代清信の紅摺絵 原麒堂
京橋の四方蔵
針がね売 齋藤ひろ麿
画難坊浮世絵問答(2) 武田醉霞
田善に就いて 福島 油井夫山生
吉原評判一目千本花すまひ
思ひ出すまゝ
国芳の一ツ家の額
芳幾の蓄財
芳年の月百姿の画料
国芳の水滸伝
国周の武者絵風刺画
可可彌
浮世絵師掃募録(7)
勝川春英
荘逸楼主人
版画落款集(6)
版画標題集(6)
浮世絵手引草(2)
錦絵と絵本の相場(5)
浮世絵版画逸品集の北斎
よもやま
困った江戸趣味
神田っ子
集古会
為永春水追悼会(築地本願寺)
宮武外骨氏令夫人逝く

第8号(大正5年(1916)1月)

タイトル 著者
喜多川歌麿筆大奥萬歳之図(彩色摺)
鈴木春信筆美人若衆之図(コロタイプ版)
初代広重筆京都名所嵐山之図(コロタイプ版)
初代豊国筆役者似顔絵之図(コロタイプ版)
喜多川歌麿筆海岸二美人之図(コロタイプ版)
浮世絵所蔵品の後始末 小島烏水
磯田湖龍斎の画(上) 橋口五葉
凧絵
浮世絵花の見立 漆山天童
稗史原稿より見たる戯作者と浮世絵師との関係 林若樹
元禄時代の美人相
版画の社会的機能と芸術的価値 菅原教造
現存せる最古の版画 藤懸静也
絵はがきと絵ごよみ ひろまろ
浮世絵我観 堀江東華楼
佛草 鏑木清方
浮世絵化されし抱一の俳味 小泉迂外
広重の京都名所(上) 市原一郎
半狂堂散漫録(2)
大黒舞を見さいな
浮いた浮いたの浮世絵
江戸絵の敵は長崎へ来た西洋人
空事ならぬ辰の手品
もの言はぬ花
宮武外骨
識者に教を受け度き事ども 漆山天童
写楽の研究(3) 中井宗太郎
たから絵
大黒舞の木跡(上) 三田村鳶魚
谷中の七福神
新江都画趣 森口多里
錦絵の分類案 石井研堂
浮世絵と新聞の挿画 石島古城
俳書と浮世絵 島田筑波
歌川豊春と彼が一代の傑作龍口御難図額(上) 相見香雨楼
淡島屋のかるやき袋 淡島寒月
ばくとしたこと 山中共古
壽語録 松村翠山
「こがや」について
版画彫刻の順序 香取縁波
新年大付録喜多川歌麿筆お染久松羽根突の図(大錦彩色摺)
浮世絵版画逸品集の広重 香取縁波
よもやま
謝意
本社茶話会
次号掲載
誤植
『風俗図説』新年号延期
集古会一月例会

第9号(大正5年(1916)2月)

タイトル 著者
初代広重筆月に雁之図(彩色摺)
葛飾北斎筆乗合船之図(コロタイプ版)
鳥文斎栄之筆二美人之図(コロタイプ版)
広重晩年の狂歌絵本(上) 小島烏水
写楽の研究(4) 中井宗太郎
広重の京都名所(下) 市原一郎
応接間より(1) 北野京二
奥村政信の女暫
目よりは口 白鷹山樵
大黒舞の木跡(下) 三田村鳶魚
紫帽子
玩具絵の趣味(上) 権田保之助
京伝から豊広へ 村上静人
開化の東京 森口多里
浮世絵の名称 山中共古
合巻の口絵
人としての初代豊国(完) フリイドリヒ・ズッコ
植村英一訳
親和染
版画落款集(7)
版画標題集(7)
浮世絵は画聖金岡に勝るの説 武田醉霞
合巻口絵の始
浮世絵版画逸品集の湖龍斎
落合芳幾 荘逸楼主人

第10号(大正5年(1916)3月)

タイトル 著者
喜多川歌麿筆男女之図(彩色摺)
東洲斎写楽筆女形雲母摺之図(コロタイプ版)
葛飾北斎筆美人に小共之図(コロタイプ版)
広重晩年の狂歌絵本(下) 小島烏水
西村屋与八 扇松
磯田湖龍斎の画(中) 橋口五葉
読本挿画の工料 林若樹
写楽の研究(完) 中井宗太郎
村橋邑昌
三代目豊国の画に就て(1) 市原一郎
歌川豊春と彼が一代の傑作龍口御難図額(中) 相見香雨楼
応接間より(2) 北野京二
葛飾北斎尾張名古屋の生活 武田醉霞
春英の角力絵 高畠和雄
平秩東作
深大寺に於ける河鍋暁斎の画 山中共古
大童山の生年 三田村鳶魚
大昔の脚本 関根黙庵
訃報
村田金兵衛氏逝く
吉田金兵衛氏逝く

第11号(大正5年(1916)4月)

タイトル 著者
葛飾北斎筆舟中二美人之図(彩色摺)
初代広重筆行書東海道之内袋井之図(コロタイプ版)
川上東屋模写魯敏孫漂流記之図(彩色摺)
勝川春好筆市川門之助図(コロタイプ版)
広重の行書東海道について 高畠和雄
木版画の発達と人文(1) 中井宗太郎
扇屋染 賊のをだ巻
随筆さがし 三田村鳶魚
新改勢後町宝年代記(国芳) 扇松
余の好きな絵入本 漆山天童
応接間より(2) 北野京二
和田維四郎氏の古書陳列
雪光斎清元に就いて 兼子伴雨
開化の東京 森口多里
役者似顔絵の事(鳥山石燕) 塵塚談
歌麿小論(1) チャアルス・リッケッツ
植村英一訳
激神仙壽阿彌翁 関根黙庵
大童山の生年に就いて 中井宗太郎
勝川春好 荘逸楼主人
春好の似顔絵 あふぎ生
錦絵と絵本の相場(6)
浮世絵問答
瓦版とは
広重不二三十六景揃いの価格
「遊君操吉原養育」の読み方
国華倶楽部の浮世絵展覧
橋口五葉氏転居
藤懸静也氏浮世絵版画史執筆状況
宮澤朱明氏病状

第12号(大正5年(1916)5月)

タイトル 著者
喜多川歌麿筆端午節会之図(彩色摺)
山村耕花氏筆菖蒲湯之図(彩色摺)
磯田湖龍斎の画(下) 橋口五葉
司馬江漢の奉納額 林若樹
歌川豊春と彼が一代の傑作龍口御難図額(下) 相見香雨楼
細見の標題と其の絵画(1) 東華楼
源氏絵に就いて 仁木喜代之助
木版画の発達と人文(2) 中井宗太郎
寛保延享時代の五月節句
北斎の画いた潮来の風景 島田筑波
葦茸狩
江戸の鞠歌 若年寄
親和考(三井親和)
応接間より(4) 北野京二
絵馬の応用 三田村鳶魚
M氏への手紙 市原一郎
三世歌川豊国(上) 荘逸楼主人
よもやま
浮世絵の諸派(原栄氏著)
集古会五月例会
宮澤朱明氏逝く
絵画叢誌の刷新
みなおもしろ(野崎左文の合同狂歌面白会)
訂正 前号

第13号(大正5年(1916)6月)

タイトル 著者
初代広重筆 雨に燕之図(口絵彩色摺)
歌川豊春筆 不忍池之図(コロタイプ版)
貴族芸術としての浮世絵(上) 小島烏水
木版画の発達と人文(3) 中井宗太郎
歌川豊春と彼が一代の傑作龍口御難図額(下2) 相見香雨楼
葛飾北斎と和蘭陀船 佐藤章太郎
天保癸卯の軟派版本 宮武外骨
細見の標題と其の絵画(2) 堀江東華楼
ゴンクウルと林忠正の或日 吉田小花
彩色摺絵本の濫觴 漆山天童
おせんの居た笠森稲荷 舟野源五郎
若禮氏と浮世絵 けいし
役者似顔絵氏系譜 東叡隠士
浮世絵に関する著書 金田芳水
浮世絵の神髄 花廼散人
英一蝶謫居中の源氏画 武田醉霞
版画落款集(8)
版画標題集(8)
三世歌川豊国(下) 荘逸楼主人
向島の芭蕉堂
喜多川歌麿に就て
よもやま
江戸近郊八景の解説
古代錦絵展観
古城式紙十二ヶ月画会
風景版画会
自筆版画納札会

第14号(大正5年(1916)7月)

タイトル 著者
鳥居清満筆紅絵 蟲売之図(口絵彩色摺)
一勇斎国芳筆 日蓮記内塚原雪中(コロタイプ版)
貴族芸術としての浮世絵(下) 小島烏水
国芳の東海道 高畠和雄
細見の標題と其の絵画(3) 堀江東華楼
北尾政演の絶筆 宮武外骨
芳藤の手遊絵と異り絵の価値 松村翠山
二世北斎幼時の逸話 山笑生
山崎年信(上) 島田筑波
ゴンクウルの日記より 吉田小花
英一蝶略伝 武田醉霞
応接間へ 楠北風
浮世又平の旧跡に遊ぶ 兼子伴雨
天下一乃げん 扇の舎主人
職人部類と新美人合自筆鑑

第15号(大正5年(1916)8月)

タイトル 著者
喜多川歌麿筆 駒むかへ(口絵彩色摺)
一立斎広重筆 吾嬬杜の夜雨(コロタイプ版)
五渡亭国貞筆 美人団扇絵(コロタイプ版)
東海道五十三次に描かれた御馬献上 小島烏水
司馬江漢の署名につき 小島烏水
山本理兵衛 相見香雨楼
喜多川歌麿の美人画
広重の江戸近郊八景(上) 橋口五葉
細見の標題と其の絵画(4) 堀江東華楼
八字類聚鴇母の顔
月岡雪鼎の碁碑 渡邊虹衣
大蘇社中順序録
似顔絵応用の猪口 桃花坊
三代目豊国の画に就て(2) 市原一郎
絵紙の掘出し 止戈子
亜欧堂と浮世絵 油井夫山
広重の印象
偽の菱川氏 宮武外骨
小説の挿画者
売名家弁 半狂堂主人
浮世絵師の手紙
北斎より種彦へ
へいさらばさら随筆
彩色絵本目録(1)
画中の画人
浮世絵研究用年表(1)
慶応三年(丁卯)
小松屋百亀の画
浮世問答
宮川長亀
ばさら絵
好色大黒舞
北尾繁昌
歌川保蔵
菎蒻本
雛獅
瓦版
浮絵
よもやま
横浜史料展覧会
絵本時世粧と四季の花
外人著述の日本版画史
大阪達磨屋主人と柳屋主人
本誌記事の改革

第16号(大正5年(1916)9月)

タイトル 著者
鳥居清長筆 吾妻夏十景両国(口絵彩色摺)
初代広重筆 名所江戸百景赤坂桐畑(コロタイプ版)
初代豊国筆 風流七小町略姿絵通小町(コロタイプ版)
浮世絵図書館
広重の江戸近郊八景(中) 橋口五葉
細見の標題と其の絵画(5) 堀江東華楼
浮世絵師の「川」と「のぶ」
浮世大路 白念坊如電
名所江戸百景赤坂桐畑 小島烏水
浮世絵の西洋画に与へた影響(1) 中井宗太郎
春朝斎の描いた姉川桜 渡邊虹衣
博物館流の鑑定
檀画に就て 山中嵐光
特徴の妙味
浮世絵と江戸趣味(1) 高安月郊
魁と千里必究
一教斎芳満小伝 兼子伴雨
浮世絵師姓氏の訓音
林忠正氏の活動振(1) 石井研堂
脱線の妙画たる女一疋 半狂堂主人
浮世絵師の手紙(2)
広重より種員へ
女重宝記 井上和雄
浮世絵研究用年表(2)
慶応二年(丙寅)
浮世絵問答
東洲斎
冠登斎
菱川有信
瓦版の発明者
広重の別
鶴鱗堂
穿ち過ぎた穿鑿
※広重の印章に関するドーノー説の誤謬
よもやま
錦絵の鑑定証明書
新聞記者の浮世絵知識
浮世絵鏡別天地

第17号(大正5年(1916)10月)

タイトル 著者
磯田湖龍斎筆 男女展望之図(口絵彩色摺)
初代広重筆 江戸近郊百景玉川秋月(コロタイプ版)
鳥居清長筆 六郷渡船之図(コロタイプ版)
広重の江戸近郊八景(下) 橋口五葉
浮世絵と歌舞伎との関係に関する疑問(上) 坪内逍遥
江戸名物二幅対
初代豊国と団十郎
広重忌
浮世絵の西洋画に与へた影響(2) 中井宗太郎
草双紙の袋絵
国芳の桐の印章 高畠和雄
鼻くらべ
葛飾北斎画
鳥居清長画
三代目豊国の画に就て(3) 市原一郎
蝸牛角上の争
浮世絵と江戸趣味(2) 高安月郊
試筆
錦絵店の娘
浮世絵と隅田川 高畠和雄
島原の名妓
林忠正氏の活動振(2) 石井研堂
錦絵の今昔
浮世絵師の手紙(3)
豊国より広幸へ
版画色摺の発明者 井上和雄
浮世絵問答
重宣と文浪と墨斎と
摺物と木版画
本誌の表紙絵
清長の錦絵
三代豊国
清長の続物
日氏と中賀
一筆啓上
よもやま
小島烏水氏の快挙
山村耕花氏の大作
宮武外骨氏の新事業
北尾政美研究の専門家
山東京伝百年祭

第18号(大正5年(1916)11月)

タイトル 著者
葛飾北斎筆 芋洗之図(口絵彩色摺)
昇亭北壽筆 御茶之水風景(コロタイプ版)
鈴木春信筆 今様浦島太郎(コロタイプ版)
浮世絵と歌舞伎との関係に関する疑問(下) 坪内逍遥
細見の標題と其の絵画(6) 堀江東華楼
版画の形状
昇亭北壽の作画時期に就て 橋口五葉
扇の代名詞
浮世絵漫録(1)
緒言
北斎は酒を嗜んだ歟
本間氏蔵の浮世絵
桑原羊次郎
錦絵の肩裏
舞妓笠屋三勝 石川巌
鳥居清貞小伝 兼子伴雨
絵入本の詞書
浮世絵の西洋画に与へた影響(3) 中井宗太郎
国芳の桐の印章に対して 江原三都
再び桐の印章に就て 高畠和雄
三面相
山崎年信(下) 若菜胡蝶園
山くらべ
京伝百年祭
俳優絵師高名競
浮世絵問答
錦絵の保存法
広重と川口版
国芳と武者絵
満里太夫の事
角書といふ事
死絵といふ事
西川祐信の印
ドーノー氏に申上候
よもやま
高安月郊氏の新著
中井宗太郎氏の解説
米国紳士の希望
浮世絵展覧
文展の浮世絵

第19号(大正5年(1916)12月)

タイトル 著者
喜多川歌麿筆 節季候之図(口絵彩色摺)
東洲斎写楽筆 俳優似顔絵(コロタイプ版)
一勇斎国芳筆 大森海苔採之図(コロタイプ版)
版画と肉筆 井上和雄
細見の標題と其の絵画(7) 堀江東華楼
三代豊国の隠居振り 四代広重翁直話
クルトの写楽 高安月郊
石島郁太郎氏より
手遊絵に就て
一蕙斎芳幾画
若尾悍馬
浮世絵を題材にした俳句 田中案山子
最初の風刺画 澤田花斧
国芳の風景画 雼斎逸人
画空言 桜田大我
浮世絵の女と指輪 宮川兼次郎
春信の朝日
浮世絵漫録(2)
正木氏の浮世絵
永田善吉に就て ※亜欧堂田善
蜀山人の手紙
桑原羊次郎
北馬と文鳥と北斎 相見香雨楼
屁つぴり薬の卸元
彫刻師 吉田宇一
伊藤風洋氏に御答申上候
※臨江楼の落款肉筆
よもやま
絵入浮世草紙
亜欧堂銅版画展観
メツガー氏所蔵の浮世絵競売
コリン氏の訃

第20号(大正6年(1917)1月)

タイトル 著者
勝川春潮筆 七福神之図(口絵彩色摺)
一勇斎国芳筆 相州江島之図(コロタイプ版)
喜多川歌麿筆 見立六歌仙之図(コロタイプ版)
年頭の所感
米国桑港博物館の浮世絵 小島烏水
錦絵の版元 井上和雄
七福神と宝船 鳥居庫吉
ズツコの豊国 高安月郊
国芳筆相州江の島之図 高畠和雄
廓がへり細見すごろく 堀江東華楼
浮世絵の趣味 市原一郎
甲府道祖神祭と其飾り幕 若尾悍馬
中絵解説
浮世絵漫録(3)
蜀山人の手紙(続き)
鳥山彦と其他
小林文七氏の浮世絵
桑原羊次郎
凧絵師菱川筆助
桑原氏の田善落款説に 油井夫山
宝船の川柳
徳田清種小伝 兼子伴雨
貸本屋は御媒人
擅画に就きて(1) 星野朝陽
吉澤商店の古版画展覧

第21号(大正6年(1917)2月)

タイトル 著者
筆者未詳 絵本松の調べ(口絵彩色摺)
初代広重筆 深川木場之図(コロタイプ版)
鈴木春信筆 柱絵二美人之図(コロタイプ版)
擅画に就きて(2) 星野朝陽
浮世絵の西洋画に与へた影響(4) 中井宗太郎
絵本松の調べの筆者
初代広重の富士三十六景
焼絵に就いて 武田醉霞
馬埒道とは何ぞや
美人三十二相
月岡雪鼎の出生地及び其性格 井上和雄
歌舞伎劇の八犬伝 杵屋勝四郎
鍬形蕙斎と鳥文斎栄之 森山生
人情本と浮世絵 村上静人
幕末時代の錦絵 淡島寒月
錦絵の買集めと其苦心 浮世絵子
指輪美人の珍画 山岡新吉
新年の絵葉書
懸想文売の復活
よもやま
橋口五葉氏転居
宮武外骨氏転居
石井研堂氏の新著
宮武外骨の新著
隠れたる浮世絵研究家
本誌の問答欄

第22号(大正6年(1917)3月)

タイトル 著者
石川豊信筆紅絵 小共鞠遊之図(口絵彩色摺)
木曽街道六十九次之内広重筆 洗馬(コロタイプ版)
木曽街道六十九次之内英泉筆 蕨の澤(コロタイプ版)
草双紙の研究 水谷不倒
擅画に就きて(3) 星野朝陽
広重英泉木曽街道六十九次目録 森口多里
浮世絵師兼戯作者
細見の標題と其の絵画(8) 堀江東華楼
絵師半兵衛が事
浮世絵漫録(4)
常行の姓氏
十扮之図
写楽の肉筆
蕉亭春信と鈴木春重
田善の落款に就きて
桑原羊次郎
やまと錦絵の解説
石燕門下の異才 宮川兼次郎
歌麿及帰橋と燕十
広重の流行と価格に就て 好古堂主人
錦絵の一パイ通り
辰斎の風景画 桜木二郎
蔀關月は書肆歟(上) 井上和雄
亜欧堂田善の肖像画 油井夫山
馬鹿と不埒
安田雪洲の銅版画 雨石斎主人
錦絵店見立番付
西洋の影響を受けたる日本版画

第23号(大正6年(1917)4月)

タイトル 著者
葛飾北斎筆 鶯に枝垂桜之図(口絵彩色摺)
葛飾北斎筆 富嶽三十六景のうち 山下白雨(コロタイプ版)
昇亭北壽筆 太夫之図(コロタイプ版)
武者絵の価値 高畠和雄
北斎と武者絵
鼠の嫁入絵 渡邊虹衣
鍬形蕙斎の花鳥画
米国に於ける錦絵に就て 黒田黙庵
初代広重の美人画 桜木二郎
葛飾北斎富嶽三十六景と裏富士 佐藤章太郎
初代広重の不二三十六景
擅画に就きて(4) 星野朝陽
写楽研究の断片 島田筑波
志水燕十の画
昇亭北壽筆太夫之図 翠陰舍主人
三十年前の新聞挿絵 石島古城
蔀關月は書肆歟(下) 井上和雄
一柳斎豊広翁木像
版画手摺に就いて 小松宗徳
絵本色あらそひの序
浮絵の流行
似顔絵の事 塵塚談

第24号(大正6年(1917)5月)

タイトル 著者
初代広重筆 永代橋佃の漁船(口絵彩色摺)
奥村政信筆 太夫と禿(コロタイプ版)
歌川国虎筆 近江八景之内 三井晩鐘(コロタイプ版)
爼版 東栄戯臺之図(コロタイプ版)
浮世絵小話(1)
奥村政信筆大判漆絵「太夫と禿」
歌川国虎筆近江八景之内三井晩鐘
二代豊国の事蹟に就いて
橋口五葉
北為筆六玉川之図
初代広重の匿画名
浮世絵の描線と施彩 谷朱冠
美丸の改称に就て 雨石斎主人
辰宣の彩色画選
地本問屋伏見屋善六(上) 井上和雄
擅画に就きて(5) 星野朝陽
重政の本姓と年齡
明治元年の浮世絵師
浮世絵の鑑賞に就て 小林文七
師宣の東海道分間絵図 桜木二郎
爼版の図解 兼子伴雨
江戸自慢三十六興 両角浩熙
浮世絵の西洋画に与へた影響(5) 中井宗太郎
文武智勇海序
醉茶亭一鼎斎擅画
浮世絵展覽会印象記 山下祥光

第25号(大正6年(1917)6月)

タイトル 著者
鳥高斎栄昌筆 二美人之図(口絵彩色摺)
奧村政信筆漆絵 芝居之図(コロタイプ版)
菊川英山筆 夏裝美人之図(コロタイプ版)
メヅガア氏の広重蒐集品 小島烏水
浮世絵小話(2)
芝居狂言浮世絵根元奥村政信筆普通判漆絵芝居之図
栄晶の絵に就いて
再び北斎の作画期に就いて
橋口五葉
本号より改めた表紙絵
二代豊国考(上) 黒田源次
初期浮世絵の画格 谷朱冠
写楽研究の断片の就て 中尾清次郎
東海道五十三驛表題及び序文 寂水生
浮世風俗やまと錦絵を観て 山下祥光
三代広重の東京名所 織田一磨
菊川英山筆夏裝美人之図 翠陰舍主人
浮世絵漫録(5)
栄之美人画の顔
崑山一晶の浮世絵
狩野重信の浮世絵
大森捜雲の美人画
桑原羊次郞
秋元家入札家宝中の浮世絵
歌麿の墓域保存の議
『江戸風俗総まくり』は『江戸沿革』と同じ 島田筑波

第26号(大正6年(1917)7月)

タイトル 著者
喜多川歌麿筆 青楼美人之図(口絵彩色摺)
一勇斎国芳筆 唐土二十四孝(コロタイプ版)
前北斎為一筆 芍薬とカナリヤ(コロタイプ版)
国芳の二十四孝 小島烏水
渓斎英泉最後の住所
二代豊国考(下) 黒田源次
本号口絵の図解
北壽がこと 森口多里
牒帖綴に就いて
西川祐信と寺井重房 雨石斎主人
風景版画の色の感じ 両角浩熙
東海道五十三驛橫絵の題字と奧付に就いて 寂水生
地本問屋伏見屋善六(下) 井上和雄
天平の美人画と浮世絵の女性 山下祥光
チヤンドラア氏所藏の広重 若尾朝吉
三代豊国の「国貞舎」といふ号

第27号(大正6年(1917)8月)

タイトル 著者
筆者未詳 四季之句合(口絵彩色摺)
喜多川歌麿筆 高名美人大家撰(コロタイプ版)
橋口五葉氏筆 歌麿の墓所(コロタイプ版)
浮世絵版画の復刻品に就て 小島烏水
本号の口絵に就て
浮世絵雑話
歌麿
各時代の刷方と画家との関係
寛政と歌麿
市原一郎
浮世絵の到達せる類型 谷朱冠
団扇絵に就て 井上和雄
続二代豊国考(上) 黒田源次
『錦絵』の挿絵に就て
※四号の歌麿の挿絵が明治時代の複製品との指摘
初代広重の富士三十六景
広重豊国国芳合作東海道 両角浩熙
歌麿の墓所及過去帳発見の由来 星野朝陽
江戸の面影(好古堂主催浮世絵展覧会参観記) 山下祥光
横浜史料展覧会の木版画 志筑生

第28号(大正6年(1917)9月)

タイトル 著者
勝川春潮 江都之五山御殿山(口絵彩色摺)
一立斎広重筆 蛙と山吹之図(コロタイプ版)
一勇斎国芳筆 東海道五十三次人物志川崎(コロタイプ版)
浮世絵小話(3)
広重の短冊絵
色摺口絵の解説
橋口五葉
続二代豊国考(下) 黒田源次
北尾政美の戯号
大石真虎 武田醉霞
芳年翁の竪二番に就て 高畠和雄
西川ひな形
東海道五十三次人物志の内「川崎」 翠陰舍主人
広重豊国合作双筆東海道 両角浩熙
歌麿の墓所及過去帳発見の由来(2) 星野朝陽
三春の画 戸谷英三
広重筆東都旧跡尽
死絵に現はれたる三代豊国の肖像 井上和雄
春信の画の複製に就て 山下祥光
歌麿記念碑建設之趣意
対画雑感(浮世絵即売展覧会を見た折に) 志筑生

第29号(大正6年(1917)10月)

タイトル 著者
磯田湖龍斎筆 吉原美人之図(口絵彩色摺)
一立斎広重筆 月廿八景の内弓張月(コロタイプ版)
一立斎広重筆 東都名所両国の宵月(コロタイプ版)
一立斎広重筆 統計堂五十三次蒲原の雪(コロタイプ版)
広重遺作展覧会の後に 市原一郎
浮世絵の西洋画に与へた影響(6) 中井宗太郎
本号口絵の解説
広重の風景画に於ける写生要素 松木喜八郎
北斎の道徳的特筆 アンリ・フオシオン
森口多里訳
両国の宵月(中絵コロタイプ版解説)
広重の自然観と彼の人格 内田寛
浮世絵漫録(6)
アーサーモリソン氏の浮世絵
司馬江漢の富士
葛飾北斎の蚊遣火
桑原羊次郎
広重の江戸名所(上) 高畠和雄
惜まれたる広重 桜木二郎
東海道五十三次蒲原の雪 翠陰舍主人
師宣寄進の鐘 權田保之助
メキシコ出版の広重研究書
広重研究の新資料 菊地貴一郎(四代広重)
歌麿の墓所及過去帳発見の由来(3) 星野朝陽
広重六十回忌追善会 志筑生

第30号(大正6年(1917)11月)

タイトル 著者
勝川春潮筆 風俗十二候(口絵彩色摺)
五渡亭国貞筆 霧中の山水(コロタイプ版)
歌川国直筆 浅草観音及石橋(コロタイプ版)
浮世絵小話(4)
国貞筆霧中之山水
国直の風景画
橋口五葉
口絵 風俗十二候 解説
国芳の賢女八景 両角浩熙
広重の江戸名所(中) 高畠和雄
行書東海道の板に就き 高畠和雄
歌麿の作品に就て 谷朱冠
雷周孝行の事
浮世絵漫録(7)版画と肉筆物 桑原羊次郎
一梅斎芳春小伝 兼子伴雨
三代豊国の肖像画に就て
二世広重の東都三十六景 志筑生
古山師政の丹綠絵 渡邊虹衣
歌麿の墓所及過去帳発見の由来(4) 星野朝陽
広重筆諸国名所記 山下祥光

第31号(大正6年(1917)12月)※歌麿記念号

タイトル 著者
喜多川歌麿筆 難波屋おきた 雲母摺(口絵彩色摺)
喜多川歌麿筆 団十郎暫之図(コロタイプ版)
喜多川歌麿筆 幌蚊帳内の母子(コロタイプ版)
喜多川歌麿筆 婦人泊り客之図(コロタイプ版)
喜多川歌麿筆 両国橋上橋下(コロタイプ版)
喜多川歌麿筆 青楼歳末大煤掃図(コロタイプ版)
喜多川歌麿の墓正面写真(コロタイプ版)
歌麿の作風の変遷 橋口五葉
歌麿管見 市原一郎
歌麿の作品の類別 高安月郊
歌麿の花鳥画 藤懸静也
歌麿がこと 森口多里
歌麿画静舞之図 山下祥光
歌麿の碁碑建設に因みて 武岡豊大
浮世絵小感 団光樹
月麿筆定家卿五色和歌 両角浩熙
美人画雑感 伊藤大八
歌麿の画を観て 山水米子
歌麿の作品に就て(2) 谷朱冠
歌麿初代二代の区別 井上和雄
歌麿の作品展覧会を瞥見して 石井研堂
歌麿の伝記に関する諸説 武田醉霞
歌麿の墓所及過去帳発見の由来(5) 星野朝陽
歌麿遺作展覧会及追善会 志筑生
歌麿遺作展覧会出典目録

第32号(大正7年(1918)1月)

タイトル 著者
二代広重筆 待乳山(口絵彩色摺)
一筆斎文調筆 獅子舞之図(コロタイプ版)
一立斎広重筆 松鶴の図(コロタイプ版)
保永堂東海道の改作版に就て(上) 小島烏水
浅草寺最古の絵馬 武田醉霞
徳川末の出版界に於ける絵師と作者 藤懸静也
窪田俊満の事ども 桜木二郎
二代豊国考補遺 黒田源次
本号の口絵に就て 好古堂主人
初代広重の後妻お安さんの事 前田武四郎
古版画趣味の昔ばなし 淡島寒月
初代広重松鶴図 両角浩熙
英一蝶と英一螮の落款及び印章疑義 近藤豊太郎
反古会の摺物 三宅彦次郎
錦絵検印考(上) 井上和雄

第33号(大正7年(1918)2月)

タイトル 著者
鳥居清長筆 神詣で(口絵彩色摺)
一立斎広重筆 東海道五十三次庄野(コロタイプ版)
一立斎広重筆 名所江戸百景の内永代橋佃島(コロタイプ版)
保永堂東海道の改作版に就て(下) 小島烏水
庄野の雨景図 翠陰舍主人
歌麿の作品に就て(承前) 谷朱冠
広重の江戸名所(下) 高畠和雄
岩佐又兵衛尉勝以の遺墨 原麒堂
「潮来絶句」の絶版と其作者 石川巌
香蝶楼の招待状 兼子伴雨
編集室より
江戸初期の木版画と歌川派 山下祥光

第34号(大正7年(1918)3月)

タイトル 著者
一立斎広重筆 佃島海辺朧月(口絵彩色摺)
一立斎広重筆 品川海晏寺紅葉見(コロタイプ版)
初代豊国筆 湯殿の二美人(コロタイプ版)
豊国の落款の変遷に就て 黒田源次
鼻高の長右衛門 兼子伴雨
人物江戸名所 小島烏水
広重画佃島海辺朧月 翠陰舍主人
光は如何に 榎本慧村
広重の貼交絵に就て 清水露月
豊国画湯殿の二美人
広重の善光寺みやげ
よもやま
玩具絵小品展覧会(日本橋白木屋)
山岳展覧会(日本橋白木屋)
兼子伴雨氏予定稿
休載/延載予定
雑誌「四の緒」紹介
国貞の紅毛画に就て 両角浩熙
吉原傾城新美人合自筆鏡 志筑生
合作東海道名所風景 卓爾
見立絵管見 山下祥光
本号より改めた表紙絵

第35号(大正7年(1918)4月)

タイトル 著者
鳥高斎栄昌筆 当世美人合(口絵彩色摺)
一立斎広重筆 隷書東海道の藤枝(コロタイプ版)
豊国の落款の変遷に就て(2) 黒田源次
源蔵豊国は一瑛斎なり 相見香雨
歌麿の作品に就て(承前) 谷朱冠
隷書東海道の藤枝 翠陰舍主人
国芳の「風景二十四考」 矢田千九郎
岡山に於ける版画展覧会
歌麿の似顔画 兼子伴雨
版画に現れた武蔵野の春景 吉田勇子
疱瘡絵 相見香雨楼
口絵栄昌の美人画
絵草紙の包み紙 三宅彦次郎
錦絵検印考(中) 井上和雄
新著紹介
浮世風俗やまと錦絵丹絵時代錦絵全盛時代中巻
錦絵名画集
保永堂版東海道五十三次の復刻

第36号(大正7年(1918)5月)

タイトル 著者
鈴木春信画 雪を掃ふ美人(口絵彩色摺)
石川豊信画 若の衆図(コロタイプ版)
鈴木春信画 かぎやおせん(コロタイプ版)
豊国の落款の変遷に就て(3) 黒田源次
錦絵検印考(中)の疑問 石井研堂
北斎の諸国瀧廻り
元祖団十郎の暫く 兼子伴雨
神性と獣性と(歌麿と英泉と) 尾崎楓水
国貞の初筆
広重の点景人物 矢田千九郎
禁令の厳武者絵に及ぶ
歌麿と舟調
狂歌入東海道五十三次 志筑生
英泉の花月案内 淡渓
新錦絵を起せ 田舎漢
神戸の浮世絵展覧会
保永堂板五十三次目次 翠陰舎主人
口絵について 素止生
遊女奥州の絵
歌麿の芸術と人物(其一節) 星野朝陽
似顔画 春風
日本を想ふゴンクウル 秦豊吉
浮世絵師(其一節)
喜多川歌麿
一立斎広重
甲賀生
武岡豊大氏の所蔵画展観
豊信と春信(中絵説明)
浮世絵集積行脚(1)
歌川豊春の墓
山下祥光
浮世絵倶楽部所蔵画展覧会
よもやま
浮世絵商村田金兵衛氏方版画入札
故林忠正遺愛品並に某家所蔵品入札会(東京美術倶楽部)
橋口五葉氏の「歌麿の研究」執筆状況
小島烏水氏在米状況

第37号(大正7年(1918)6月)

タイトル 著者
東洲斎写楽画 似顔画(口絵彩色摺)
葛飾北斎画 神奈川沖浪裏(コロタイプ版)
広重事跡考(1) 小島烏水
政信の十二月風俗
似顔画常世の代々 兼子伴雨
マアテン氏の錦絵展覧会 鈴木虎之助
司馬江漢の生写に就て 翠陰舎主人
マーテン氏浮世絵展覧会瞥見記 高畠和雄
北斎の神奈川沖浪裏 素止生
錦絵検印考(下ノ一) 井上和雄
石井研堂氏に対して(前号への指摘) 井上和雄
歌麿の場所及過去帳発見の由来(6) 星野朝陽
葛飾北斎浪の研究に就て 武田醉霞
青楼美人合に就いて
金鈴社展覧会を見た折に

第38号(大正7年(1918)7月)

タイトル 著者
一立斎広重画 新吉原衣紋阪秋月(口絵彩色摺)
一立斎広重画 大磯 高輪(コロタイプ版)
歌川豊広画 納涼美人(コロタイプ版)
歌川国政につきて(上) 黒田源次
切組燈龍絵 広瀬菊雄
錦絵検印考(下ノ二) 井上和雄
平安旧都に於ける浮世絵展覧会 佐藤樵樽
広重東海道余興間の宿及其他 高畠和雄
昔日出版禁令に就て(上) 武田醉霞
小林清親の作品 素止生
「俳優觹」の中から 梨花庵主人
歌川豊広画納涼美人
京都浮世絵同好会に就て 加藤憲一
浮世絵夜話 尾崎楓水
夏と浮世絵 榎本慧村
歌麿と彼の戯曲 矢田千九郎
よもやま
京都の浮世絵同好会主催古代浮世絵展覧会
海外の浮世絵景況(報知新聞)
日本版画協会設立(織田一麿)
時候の挨拶
勝川派と北尾派の絵

第39号(大正7年(1918)8月)

タイトル 著者
一立斎広重画 日本橋雪中(口絵彩色摺)
一立斎広重画 大森 景取(コロタイプ版)
石川豊信画 志道軒(コロタイプ版)
歌川国政につきて(下) 黒田源次
辻君細見 広瀬菊雄
浮世絵趣味の美人画(田村彩天)
二代広重の風景画揃物目次
「絵舞台扇」の奥付 兼子伴雨
寛政改革後の流行物
江戸錦絵
浮世又平の事
国貞の改名
絵団扇
大津の名物
草双紙の外題袋其他
一、草双紙の外題袋(広重と国芳)
二、広重の擬百人一首の中
尾崎久彌
昔日出版禁令に就て(下) 武田醉霞
広重の画の人数
志道軒の紅絵に就いて 梨花庵主人
友禅
北斎の「絵本東都遊」 井上和雄
鳥居清峰の挿絵本
江戸錦絵合 翠陰舎主人
新著紹介
やまと錦絵第九回配本
鉄道旅行案内
広重六十回忌追善記念遺作展覧会目録(英文)

第40号(大正7年(1918)9月)

タイトル 著者
勝川春英画 正月屋杉暁の図(口絵彩色摺)
一立斎広重画 菖蒲に白鷺(コロタイプ版)
一立斎広重画 杉田 龍見堂(コロタイプ版)
初心蒐集家の為めに 落合直成
広重大巾短冊絵と現存せる其種類 佐藤章太郎
役者の一枚絵
豊国を推賞する京伝の詞
石井研堂氏の発表に対して(錦絵8月号) 井上和雄
文化初期の検印に就て 井上和雄
清政の難波屋おきた
嚼氷閑筆
一、極め印の使用期に就て
二、白ヌキの改め印に就て
三、二代国政に就ての疑問
四、其他
尾崎久彌
二代国貞の筆意
雪鼎の金玉画府
流人了信事蹟
彩色摺口絵の解説 梨花庵主人
辰斎の狂歌五十人一首
種彦作北斎画浅草海苔の報条 かぐらどう
浅草寺の版画に就て 島田筑波
北斎の富嶽三十六景の目次
新著紹介
浮世風俗やまと錦絵紅絵時代
雪の江戸名所

第41号(大正7年(1918)10月)

タイトル 著者
喜多川歌麿画 雨中美人の図(口絵彩色摺)
歌川春光画 松風村雨の図(コロタイプ版)
歌川春光画 慈愛の図(コロタイプ版)
羽川珍画 のんこれ双六(コロタイプ版)
戸田画伯に歌川を勧むる書 武岡楽仙
逸品集の写楽絵に就き 町田博三
浮世絵私言
歌麿の出生地
楼に非ず棲なり(香蝶棲)
ベロ藍刷の起源
朝倉無声
浮世絵集積行脚(2)
歌川豊春の墓
勝川春章の墓
雑司ヶ谷の富士見茶屋
山下祥光
セキストン氏の錦絵検印研究 井上和雄
錦絵に現れたる難波屋おきた 井上和雄
延宝時代衣裳模様
渓斎英泉の中判短冊絵
会席づくしの錦絵 岡野知十
北斎の名所奇覧のこと
春英の助六 広瀬菊雄
美女三十二相に就て 武田醉霞
珍重のんこれ双六 兼子伴雨
羽川珍重の版画
蠧魚の声
勝川春章の絵本
宮川長春に対する疑ひ 島田筑波
ドーノー伊藤両氏に答ふ 浮世絵子
近藤清春
僕の「錦絵の改め印の考証」に就て 石井研堂
本号色摺口絵の解
「午の巻」の外観内容
正誤 尾崎久彌

第42号(大正7年(1918)11月)

タイトル 著者
細田栄之画 額堂美人(口絵彩色摺)
一立斎広重画 甲陽猿橋之図(コロタイプ版)
岳亭五岳画 大阪天保山夕立之景
広重猿橋之図に就て 武岡楽仙
著名なる猿橋所蔵者
浮世絵師評判記
菱川師宣と吉田半兵衛
西川祐信と河島叙清
葛飾北斎
初代豊国
初代国政
三代豊国と溪斎英泉
歌川国直
朝倉無声
写楽の作品に就て 井上和雄
八島岳亭五岳(1) 星野朝陽
江戸期分の衰亡 山下祥光
岳亭五岳の天保山勝景一覧 翠陰舎主人
「ぬれほとけ」に就て 石川巌
春英筆「坂田半五郎」の細絵 井上和雄
細田鳥文斎栄之の伝記並に墳墓 武田醉霞
口絵の美人画
浮世風俗やまと錦絵第十一巻
文展と国展の浮世絵趣味
斎藤荘一郎氏訃報

第43号(大正7年(1918)12月)

タイトル 著者
鳥居清長画 風流十二気候 春待月(口絵彩色摺)
鳥居清長画 当世遊里美人合(コロタイプ版)
一立斎広重画 鶴ヶ岡 由比ヶ浜(コロタイプ版)
浮世絵私言
大童山の生没年
東錦絵の絵の具
青年時代北斎の職業
朝倉無声
浮世絵師草子
歌麿は醜男なり
紅翠斎(北尾重政)は美食家
英泉の寝酒
遠山左衛門尉の秘戯画
北斎の貧状
崋山国芳を買ず
国貞国芳の往方
圓朝国芳の門を去る
嵐光軒
北斎の描いた額の話
「絵本松の調」 翠陰舎主人
現代の浮世絵美人画に就て 森口多里
同名異人の豊国と豊重 井上和雄
錦絵に於ける木版彫刻師 広瀬菊雄
元文の絵番付に就いて 梨花庵主人
広重の立斎に就て 尾崎久彌
菱川師房の絵本類
八島岳亭五岳(2) 星野朝陽

第44号(大正8年(1919)1月)

タイトル 著者
磯田湖龍斎画 前栽の美人(口絵彩色摺)
初代広重画 京都名所の内 淀川(コロタイプ版)
初代広重画 木曽街道六十九次の内 新町(コロタイプ版)
橋口五葉氏筆 化粧の図(コロタイプ版)
初代広重事跡考(2) 小島烏水
八島岳亭五岳(3) 星野朝陽
初代豊国の家紋 井上和雄
見世物版画年表(上) 朝倉無声
「英雄百人一首」及その類書 内藤鳴雪
真を描く国貞の苦心
新しき木版画の製作 山下祥光
広重の竪絵構図に就て 榎本慧村
写楽の画を見ながら 市原一郎
細絵帖 原麒堂
艶本に於ける春信の推奨 尾崎楓水
春の雅懐六首
錦絵に於ける木版彫刻師 広瀬菊雄

第45号(大正8年(1919)2月)

タイトル 著者
一筆斎文調画 三十六花撰 扇屋うれしの(口絵彩色摺)
初代広重画 近江八景の内 唐崎の夜雨(コロタイプ版)
北尾重政画 桜川お仙
初代広重事跡考(4) 小島烏水
一筆斎文調の美人絵 翠陰舎主人
見世物版画年表(中) 朝倉無声
衣装雛形について 平野千恵
一立斎広重の雅印 石井研堂
北斎の琉球八景
歌麿の「絵本蟲えらみ」の序
水茶屋女桜川お仙 朝倉無声
甘泉堂の広告摺物 志筑生
北尾重政並に其墓所発見に就きて(1) 星野朝陽
新作の江戸名所画
よもやま
年賀端書展覧会
日本創作版画協会第一回版画展覧会
新著紹介
浮世絵風俗やまと錦絵の完結
初代広重画雨の諸国名所

第46号(大正8年(1919)3月)

タイトル 著者
初代豊国画 紫絵(口絵彩色摺)
勝川春好画 洲崎弁天(コロタイプ版)
昇亭北壽画 薩埵峠(コロタイプ版)
二代豊国雑考 井上和雄
紫絵のこと 翠陰舎主人
見世物版画年表(下) 朝倉無声
洲崎弁天と薩埵峠
初代広重風景画の新摺 清水露月
錦絵版元西村屋与八の寿像 広瀬菊雄
北尾重政並に其墓所発見に就きて(2) 星野朝陽

第47号(大正8年(1919)4月)

タイトル 著者
勝川春章画 張物美人(口絵彩色摺)
懐月堂安度筆 立美人(コロタイプ版)
北尾重政画 遊女と小猫(コロタイプ版)
一立斎広重画 名所江戸百景の内 猿若町夜景(コロタイプ版)
窪俊満筆 美人野遊(コロタイプ版)
歌川豊広筆 海辺の二美人(コロタイプ版)
浮世絵小話(5)国芳の風景画 橋口五葉
浮世絵私言(3)
三世豊国筆の劇場絵看板
歌川広景と斬奸状
振鷺亭筆の浮世絵
朝倉無声
地本及絵双紙問屋和泉屋市兵衛 井上和雄
大和絵協会のこと 武岡楽仙
司馬江漢略伝並墳墓之図 武田醉霞
無題録 高畠和雄
北斎は百琳宗理と号せし歟 雨石斎主人
珍落款の数々 好古堂主人
黒田氏の豊国考に就て 井上和雄
書画会筵の摺物
神戸大和絵協会の展観 翠陰舎主人
司馬江漢の挿絵
平和祝賀記念浮世絵展覧会
芝居錦絵展覧会
よもやま
北尾重政百回忌追善
小島烏水氏の帰朝
高畠和雄氏からの問合せ
馬琴記念碑除幕式
松方幸次郎氏の在外錦絵購入
浮世絵愛好家ウォーカー氏来朝
ライト氏の蒐集癖
錦絵商の風景版画旧蹟行脚
「元禄模様余情雛形」
肉筆浮世絵刊行会画集
『芝居錦絵集成』

第48号(大正8年(1919)6月)

タイトル 著者
一立斎広重画 四季江都名所の内 秋海案寺紅楓(口絵彩色摺)
鈴木春信画 座敷八景(コロタイプ版)
闇牛斎円志画 瀬川路考(コロタイプ版)
初代豊国画 菊見美人(コロタイプ版)
米国の版画研究 小島烏水
葛飾北水
春信と巨川工に就いて 星野朝陽
長崎絵と磯野文斎 井上和雄
春信の座敷八景
江漢の肉筆 桑原双蛙
山東京伝未刊骨董蒐集資料 雨石斎主人
明治初年の新聞挿絵(上) 蟹垣左文
明治初期の画家番付
闇牛斎円志のこと 翠陰舎主人
江戸座の俳書と浮世絵 島田筑波
写楽研究の珍資料 井上和雄
雷洲の肉筆江之島
シユラブスダツター氏の浮世絵観
北尾重政画の百年の追善供養に手向る長歌並に反歌 武田醉霞
よもやま
井上和雄氏の「春章の落款の変遷」(予告)
『歌麿筆浮世絵』の刊行
鳥居清忠氏芝居絵展覧会
国学院大学国文学会の浮世絵講演

第49号(大正8年(1919)8月)

タイトル 著者
一立斎広重画 月に雁(口絵彩色摺)
勝川春章画 役者似顔絵(コロタイプ版)
小林清親画 墨堤雪景 元柳橋の景(コロタイプ版)
勝川春章の落款の変遷(前) 井上和雄
百琳宗理に就き 桑原羊次郞
鳥居清信のこと(上) 翠陰舎主人
鹿都部真顔の似顔絵 広瀬菊雄
明治初年の新聞挿絵(下) 蟹垣左文
構図の踏襲 尾崎楓水
小林清親の芸術と生涯(上) 好古堂主人
よもやま
鈴木春信記念碑建設
春信記念展覧会
お仙の旧蹟に関する弁妄の展覧会
お仙の古碑発見
江戸研究資料展覧会
『浮世絵版画志』
『芝居錦絵集成』
『浮世絵板画傑作集』
『増補浮世絵の印象』
『神まうで』
小島烏水氏渡米
寄稿掲載延期
高畠和雄氏近信の一節
歌麿筆鮑取図の複製画発売禁止
浮世絵肉筆展覧会(大阪)

第50号(大正8年(1919)10月)

タイトル 著者
一勇斎国芳画 金魚(口絵彩色摺)
鳥居清信画 役者絵(コロタイプ版)
橘岷江等共画 狐廼嫁以李(コロタイプ版)
小林清親画 風景動物花鳥(コロタイプ版)
勝川春章の落款の変遷(後) 井上和雄
丹青小話
鳥居清信のこと(下) 翠陰舎主人
橘岷江
橘岷江等六人合作狐廼嫁以李 佐藤章太郎
三世豊国の大首役者絵 高畠和雄
柳谷に就きて
双紙類の袋絵 浮世亭如夢
小林清親の芸術と生涯(下) 好古堂主人

第51号(大正8年(1919)12月)

タイトル 著者
勝川春潮画 風流十二月(口絵彩色摺)
鳥居清長画 隅田川船遊(コロタイプ版)
一立斎広重筆 犬目峠春景 猿橋冬景(コロタイプ版)
北斎の春朗期について(1) 黒田源次
吉田半兵衛と蒔絵師源三郎 雨石斎主人
初代豊国の落款及び画風の変遷について(1) 平野千恵
西鶴本の挿絵に就ての新説
天童藩にありし広重の肉筆絵
土平の飴売 島田筑波
肉筆より見たる春章の落款変遷 桑原羊次郞
二代春章と其の前名 井上和雄
六十余州名所図会小解 翠陰舎主人
よもやま
窪俊満翁百回忌追善会並に遺作展覧会
『やまとゑ』発行
『奇書珍籍』創刊

第52号(大正9年(1920)2月)

タイトル 著者
石川豊信画 母の愛 (紅絵)(口絵彩色摺)
喜多川歌磨画 炊事美人(中絵コロタイプ版)
菱川師宣画 大判彩画(中絵コロタイプ版)
北斎の春朗期について(1) 黒田源次
北斎の珍落款
初代豊国の落款及び画風の変遷について(2) 平野千恵
師宣筆の大判彩画
勝川春常に就て
鳥山石燕墳墓並に扁額に就いて 武田醉霞
版画の手捺印に就て 暁星居士
浮世絵の狂歌
月斎峨眉丸のこと 翠陰舍主人
小林清親の生涯と芸術(下) 好古堂主人

第53号(大正9年(1920)4月)

タイトル 著者
勝川春山画 座敷八景 鏡台の秋の月(口絵彩色摺)
鳥居清長画 風俗東之錦 三美人(中絵コロタイプ版)
初代豊国の落款及び画風の変遷について(3) 平野千恵
英泉の姿絵
絵師と作者一覧
北斎の春朗期について(3) 黒田源次
石川豊信の作画年代(上) 井上和雄
勝川春山のこと
六十余州名所図会小解(中) 翠陰舎主人
漫画の天才耳鳥斎 雨石斎主人
閑窓小話
曲亭馬琴『壬戌覊旅漫録』
歌川国芳版画展覧会
『染織と文様』の創刊

第54号(大正9年(1920)6月)

タイトル 著者
一立斎広重画 四季江都名所之内 春御殿山之花(口絵彩色摺)
石川豊信画 幅広柱絵判漆絵(中絵コロタイプ版)
小川破笠画 男女の図(中絵コロタイプ版)
石川豊信の作画年代(中) 井上和雄
北斎の春朗期について(4) 黒田源次
歌川国芳門下連名
六十余州名所図会小解(下) 翠陰舎主人
国重に関する穿鑿 雨石斎主人
小川破笠について
絵師と作者一覧(承前)
中村氏蔵国芳版画展覧会
国芳版画展覧会出品目録 井上和雄

第55号(大正9年(1920)9月)

タイトル 著者
一立斎広重画 四季江都名所之内 夏雨国之月(口絵彩色摺)
懷月堂安知画 立美人の図(中絵コロタイプ版)
石川豊信の作画年代(下) 井上和雄
葛飾北斎翁略伝並墳墓 武田醉霞
懷月堂は唯一人なりとの真説 翠陰舍主人
浮世絵を大成せる菱川師宣 清水露月
北斎の春朗期について(5) 黒田源次
北斎の「画狂人」号の始用年代 井上和雄
鳥居清長小伝 榎本慧村
五清は北鵞の後身なり
十返舍一九の面影 雨石斎主人
浮世絵茶話
岩佐又兵衛
近藤清春
鳥居清倍
鳥居清満
鍬形蕙斎
栄松斎長喜
秋園と北馬
西村重長
歌舞伎堂艶鏡
礫川亭永理
浮世絵子
『文化風俗通』の開版
浮世絵肉筆研究の発表