昭和7年(1932)から昭和10年(1935)のわずか3年のあいだ発行された浮世絵雑誌。現在の国際浮世絵学会の前身となる日本浮世絵協会の設立者・楢崎宗重による編集、同設立者・藤懸静也が編集顧問を務めた。廃刊後すぐに浮世絵界が創刊されている。目次は未完。
第一巻
第一号
第二号
第三号
第四号
第五号
第六号
第七号
第八号
第九号
第十号
第二巻
第一号
第二号
第三号
第四号
第五号
第六号
第七号
第八号
第九号
第十号
第十一号
第三巻
第一号
第二号
第三号
第四号(昭和九年五月号)
百二十回忌清長追遠特集号
タイトル | 著者 |
浜町河岸の夕涼(原色版・落合直成氏蔵) | 鳥居清長 |
宮詣で(原色版・某氏蔵) | 鳥居清長 |
絵看板(原色版・某氏蔵) | 鳥居清長 |
しこみ引図 ※扇子絵(コロタイプ版・東京帝室博物館蔵) | 鳥居清長 |
美南見十二條(コロタイプ版・ボストンミュージアム蔵) | 鳥居清長 |
六郷川渡船(コロタイプ版・神田鐳蔵氏蔵) | 鳥居清長 |
絵本物見岳(コロタイプ版・落合直成氏蔵) | 鳥居清長 |
当世遊里美人合(コロタイプ版・松木喜八郎氏蔵) | 鳥居清長 |
浜町河岸夕涼(コロタイプ版・神田鐳蔵氏蔵) | 鳥居清長 |
詠歌弾琴図(コロタイプ版・神田鐳蔵氏蔵) | 鳥居清長 |
真崎稲荷夕涼(コロタイプ版・神田鐳蔵氏蔵) | 鳥居清長 |
角前髪狩場姿(単色写真・落合直成氏蔵) | 鳥居清長 |
矢の根五郎(単色写真・成就院蔵) | 鳥居清長 |
三虚無僧(単色写真・西村総太郎氏蔵) | 鳥居清長 |
三上戸(単色写真・松木善右衛門氏蔵) | 鳥居清長 |
端午(単色写真・ウースターミュージアム蔵) | 鳥居清長 |
二階から(単色写真・ウースターミュージアム蔵) | 鳥居清長 |
春雨(単色写真・松方幸次郎氏蔵) | 鳥居清長 |
美南見十二候(単色写真・山中商会蔵) | 鳥居清長 |
芝居絵(単色写真・山中商会蔵) | 鳥居清長 |
遠路(単色写真・西村総太郎氏蔵) | 鳥居清長 |
山下金作と二美人(単色写真・ボストンミュージアム蔵) | 鳥居清長 |
風俗東之錦(単色写真・西村総太郎氏蔵) | 鳥居清長 |
潮くみ(単色写真・ボストンミュージアム蔵) | 鳥居清長 |
舟遊(単色写真・チャーチ氏蔵) | 鳥居清長 |
曾我両社御祭礼(単色写真・ウースターミュージアム蔵) | 鳥居清長 |
清長伝記 | 渡邊庄三郎 |
鳥居清長序論 | 阿部保 |
清長論 | 野口米次郎 |
清長の初期芝居絵と風俗絵及絵本に関する所見の一端 | 落合直成 |
清長研究に就て | 渋井清談 |
あづまかゞみ | 渋井清 |
清長の役者絵 | 吉田暎二 |
鳥居清長と猿若狂言 | 島田筑波 |
清長の肉筆 | 和田辰雄 |
お断りとお願ひ | – |
新発見清長の絵看板 | 矢田三千雄 |
清長寸言 | 竹内梅松 |
春峯庵華宝 | – |
清長の美人画に於ける現実性 | 井上正 |
清長の線に於ける流動性 | 鈴木仁一 |
清長の疑問版画 | 出井祐治 |
清長の構図に就て | 小野忠重 |
清長の風格 | 藤井康夫 |
第三回十五日会報告 | – |
人間清長(創作) | 矢田三千雄・作/金子清之介・絵 |
浮世絵芸術史上に於ける黄金期の認識に就て | 楢崎宗重 |
清長追遠座談会 | 浮世絵芸術社主催・江戸絵鑑賞会後援 |
浮世絵春秋 | – |
歌政の錦絵 | 古堀栄 |
編集後記 | – |
第五号(昭和九年六月号)
タイトル | 著者 |
玻奈乃笠森於千考(一) | 平野青夜 |
片田彫長と国周の逸事 | 近藤市太郎 |
維新後の浮世絵 | 出井祐治 |
綜合現代版画雑感と作品評 | 加藤潤二 |
浮世絵界の痛恨事 | 楢崎宗重 |
浮世絵芸術の本質 | 永田喜一 |
ポール・ジャクレー氏の版画 | 楢崎宗重 |
浮世絵に関する感想 | ポール・ジャクレー |
木版画技法の展開 | 恩地孝四郎 |
版木用材に就て | 山谷璉 |
東海道俳行脚 | 京夢生 |
小品版画としての蔵書票 | 中田一男 |
新版画からの報告 | 小野忠重 |
三宅彦翁思出話(一) | 三宅彦次郎 |
浮世絵春秋 | – |
編集後記 | – |